
・「ダウンショット?何それ?どんな釣り?」
「ダウンショットアジングなんて初めて聞いた!」という方にオススメしたいダウンショットの釣り方を紹介する記事です。
・ダウンショットの仕掛けの結び方。
・ダウンショットのアクション方法
・ダウンショットで狙える魚種について解説します。
バスフィッシングで登場するダウンショットリグですが。
今回は4コマ漫画『つりビス!』で登場した無骨アジング…
もとい、ダウンショットアジングのご紹介をします。
4コマ漫画『つりビス!』で登場したタックル
釣り4コマ漫画『つりビス!』はX(旧Twitter)やnoteで毎週金曜日に更新中です!
少し過去の釣行を絵日記代わりに4コマ漫画にしています。
そして↓こちらがX(旧Twitter)に載せた無骨アジング…ダウンショットアジングの全3話の1話目のお話です。
4コマ漫画でもダウンショットのタックルで釣りをしていますが、オススメはこの記事の最初、一番上に添付したダウンショットのタックル図に載せたタックルがオススメです。
ナゼなら4コマ漫画の当時のタックルは…
- シーバスロッド10ftハード
- ナイロンライン3号
- ジグヘッド1号
- ナス型オモリ10号
無骨でしょ?(笑)
飛距離重視というか、重いオモリで飛ばしたかったのです。
このタックルは…まぁスルーしてください。(笑)
アジングするならもっとこうしたら…というのもありますので、そんなアジングにオススメのダウンショットの仕掛けもこの後、順に説明していきます。
ダウンショットとはどんな釣り方?メリットは?

-ダウンショットとは-
仕掛けの先端にシンカー(オモリ)を結び、針は道糸の途中に結んで行う釣り方の事です。
ダウンショットにするメリットは…
①仕掛けの先端にシンカー(オモリ)を結ぶ事で飛距離を伸ばす事ができます。
②針がボトムから離れるので、根掛かりを回避しやすい事です。
③捨て糸の長さで棚が決まるので、アクションが簡単です。
(捨て糸とは、針の下からシンカーを結ぶまでのラインの事)
棚は捨て糸の長さで調整します。
遠くに飛ばすとラインに角度がついてボトムに仕掛けが近くなり、根掛かりしやすくなるので気を付けましょう。
近くやボトム狙いなら10~30cm、遠投するなら1ヒロ以上あっても問題ないです。
ダウンショットの仕掛けと結び方
仕掛けの先端にシンカー(オモリ)、道糸の途中に針を結ぶ事は書きましたが、続いてはその結び方とシンカーの種類を…と言っても、狙いの魚種によって針の結び方は違います。
今回は…
①三又サルカンを使用した場合
②アジングに特化した場合
③オフセットフック等を使用した場合
を、それぞれご説明します。
三又サルカンを使用した場合のラインの結び方(シンカーを結ぶ時も同じ結び方です)
ダウンショットで三又サルカンを使用したタックルは、この記事の最初、一番上に添付したダウンショットのタックル図に載せました。
三又サルカンを使用するメリットは結びやすい事で、釣り初心者さんにオススメです。
結び方はこの後ご説明しますが一言で言えば…
「1つの結び方で全部結べます。」
次にご紹介するクリンチノットという結び方で、サルカンから針までこの1つの結び方を覚えるだけで結べるので簡単です。
(針はラインを通す穴があいてるものを使用します。)
クリンチノット
↓画像は三又じゃないサルカンですみません。。
クリンチノットの結び方の手順です。






三又サルカンを使用した場合…
- 三又の1つ目の穴にロッドからのラインを結ぶ。
- 三又の2つ目の穴に針を結んだライン(5cm未満)を結ぶ。
- 三又の3つ目の穴にシンカーを結んだライン(10~1ヒロ以上)を結ぶ。
上記の3本のラインを結べば完成です。
ここまでが三又サルカンを使用した場合ですが、続いてはその他のダウンショットの結び方もいくつかご紹介します。
ダウンショットでアジングに特化した場合のラインの結び方
ダウンショットでアジを狙う場合には三又サルカンでも釣れますが、アジの活性が下がるとサルカンが目立ち過ぎるのか釣れなくなる事があります。
そんな時にオススメの結び方は…
ヨリチチワ結び
ヨリチチワ結びだとラインの途中に輪を作れるので、三又サルカンは使用しません。




▼実際にヨリチチワ結びを結んだ画像

ヨリチチワ結びで道糸の途中に輪を作る事ができました。
この輪にリーダーで枝スを結んで針をつけます。
枝スの結び方は…
チチワ結び




▼実際にチチワ結びを結んだ画像

チチワ結びで枝スの準備ができました。
【ヨリチチワ結びの輪】と【チチワ結びの輪】を繋げて枝スを作ります。
ヨリチチワ結びとチチワ結びの繋げ方




▼実際にヨリチチワ結びにチチワ結びを繋げた画像

ちょっと輪の部分を長くとりすぎました(;^_^A
わかりずらい画像になってしまいましたが、輪と輪を通すだけで簡単に連結できるので覚えておくと重宝する結び方です。
枝スにするリーダーの太さについて説明します。
枝スにするリーダーが「細くて長い」と魚に違和感を与えずらく、喰いやすくなりますが、道糸の本線に絡みやすくなります。
逆に、枝スにするリーダーを「太く短く」するとピンと立ちやすく絡みずらくなります。
枝スの長さは5cm未満が絡みづらいのでオススメです。
ヨリチチワ結びとチチワ結びを連結させれば枝スの完成です。
結ぶ手間はかかりますが、
サルカンより重さも軽く目立ちにくくなるので警戒されにくいです。
アジングに特化と書きましたが、その理由は…
アジはエサを吸い込んで捕食する魚なので、サルカンの重さもなく、さらにラインにテンションをかけた時にテンションのかからない余分なライン(枝ス)があった方が吸い込みやすいからです。
この余分なライン(枝ス)がないと、テンションがかかりすぎてアジはワームを吸い込む際に違和感に気づき、警戒されて逃してしまいます。
オフセットフック等を使用した場合のラインの結び方
最後に、ラインに直接針を結ぶ結び方です。
これはヨリチチワ結びの輪になる部分に針を結んだ結び方です。
しっかり結んでラインの輪になる部分を無くす事で、針を横にピンとさせる事ができます。




この結び方はバス釣りや、根魚、ヒラメを狙うのにオススメです。
ちなみに…

この結び方にアオイソメをつけて投げてみたらチヌも釣れました!
続いては、ダウンショットで使用するシンカー(オモリ)をご紹介します。
ダウンショットで使用するシンカー(オモリ)

ダウンショットで使用するシンカー(オモリ)はいろいろあるとは思いますが、主に使用するのはこの3つです。
左から順に『ラウンドタイプ』『ティアドロップタイプ』『スティックタイプ』です。
①ラウンドタイプ
丸形で水の抵抗を受けやすく、フォールスピードは遅めになるのでダウンショットアジング向きのシンカーです。
ボトムがとりやすく、ボトムの起伏を感じ取りやすいのも特徴です。
②ティアドロップタイプ
ラウンドタイプとスティックタイプの中間のような形状で、ラウンドタイプとスティックタイプの中間くらいの特徴になることです。
サイズのバリエーションが多く、いろんなシチュエーションで扱いやすいシンカーです。
③スティックタイプ
スティックタイプは水の抵抗を受けにくく、フォールスピードが速いのが特徴です。狙いたい棚に素早く沈める事ができます。
デメリットはボトムがとりにくい事です。
個人的な感想ですが…
ラウンドタイプが根掛かりしやすいと言われていますが、先程釣果の写真を載せたチヌを釣り上げた時に使用していたのはラウンドタイプのシンカーです。
その釣り場は高確率で根掛かりをするポイントですが、まったく根掛かりする事がなかったので、ラウンドタイプかなり気に入ってしまいました。(笑)
5gのラウンドタイプのシンカーを使用していたので、重さが軽かったというのも根掛からなかった理由かもですが…
▼オススメのダウンショットシンカー▼
ダウンショットのアクション方法
続きまして、ダウンショットのアクション方法のご紹介です。
ダウンショットの主なアクションは『ただ巻き』『シェイク』『リフト&フォール』
または『ボトムステイ』も有効です。
ただ巻き(スイミング)

『ただ巻き』とは、ただリールを巻くだけという事です。スイミングとも呼ぶようです。
ダウンショットでは捨て糸の長さで棚が決まっているので、一定の高さを狙ってスイミングさせる事ができるのが特徴です。
『ただ巻き』からの『ボトムステイ』や、巻いて止めてを繰り返す『ストップ&ゴー』も有効です。
シェイク

ダウンショットと言えばこのアクション『シェイク』です。
シンカーを動かさないように竿先を震わせてワームにアクションをさせる事でピンポイントで狙う事ができます。
または、シェイクしながらシンカーをゆっくり引いてアピールするのも有効です。
リフト&フォール

竿先を持ち上げて『リフト&フォール』させるのも有効です。
アジはフォール中に食ってくる事が多いので、ダウンショットでアジングをする際には特にオススメのアクションです。
ダウンショットで狙える魚種
ダウンショットはバスフィッシングというイメージですが…(自分だけ?)
実は結ぶ仕掛けを変えればいろんな魚種を狙えるのがダウンショットです。
バスフィッシングはもちろん、今回の記事のテーマであるダウンショットアジングも有効。
シーバスも狙えるらしいです…自分は釣った事はないですが。
チヌも狙えます。10月に釣りました。(笑)
根魚はカサゴも釣れるし、キジハタも釣れます。
あと調べていたら、仕掛けをエギにすればコウイカやアオリイカも狙えるみたいです。
めちゃ狙える魚種多いですね!
あとはロッドの話ですが…
ダウンショットでアジングをするなら、間違いなくアジングロッドの方が繊細なアタリが分りやすく、よく釣れると思います。
ダウンショットでチヌを釣った時の記事です。
釣った魚やイカを安心して食べるためにアニサキスライト。